消化器内科

消化器内科スタッフは平成26年に一時、菅野厚(副院長)、大森信弥(副部長兼大腸疾患センター長)の2名まで減少し、緊急対応が困難なことも多くなり、地域のみなさんにご不便をおかけしておりました。今回、平成26年10月にアデル・バドラン(平成23年卒)、平成27年4月より大楽尚弘(第一消化器科部長、平成6年卒、東北大学消化器内科上部消化管グループ)、矢口圭(平成9年卒、同グループ)の2名が新たにスタッフに加わり、総勢5名の診療体制となりました。外来・検査・治療・病棟業務など、それぞれが専門的な知識と最先端の手技を生かし、協力しあって日々の診療に携わっております。院内他科とも十分に連携をとっており、特に外科とは毎週の合同カンファランスにて治療方針の決定を行っております。院内には緩和ケアチームがあり、進行がん患者さんに対するケアも行っております。また、東北大学消化器内科とも密接な連携体制にあり、高度な技術を要する最先端の内視鏡治療も可能となりました。このような協力関係のもと、当院では各種消化器内科慢性・救急疾患はもとより、早期がんに対する内視鏡治療から進行がんに対する手術・化学療法(新規の分子標的治療薬を含めた)・緩和治療まで、いずれの病期のがん患者さんに対してもきめ細かい診療と対応が可能です。

以下、当科で特に症例数の多い疾患について説明します。

【肝臓疾患】

菅野厚副院長を中心にB型肝炎、C型肝炎、NASH (非アルコール性脂肪肝炎) 等の疾患の診療を行っております。特にC型肝炎に対しては、ペグインターフェロン・リバビリン・ NS3阻害薬の3剤併用療法ばかりでなく、最近使用可能となったインターフェロンなしの経口抗ウイルス薬(DAA)も導入しており、耐性株の有無を調べながら治療を行っております。

【上部消化管疾患】

平成26年はマンパワー不足のため検査予約でお待たせすることもあり、上部消化管内視鏡検査・治療は1500件程でした。平成27年4月に東北大学消化器内科上部消化管グループ出身の大楽尚弘・矢口圭がスタッフに加わり、お待たせすることなく上部消化管内視鏡検査が可能となっております。近年増加傾向にある逆流性食道炎に対する内服治療、ピロリ菌に対する除菌療法なども積極的に行っており、そのほかESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を含めた上部消化管腫瘍に対する内視鏡治療(後述)、各種デバイスを駆使した内視鏡的止血術、消化管異物除去術なども行っております。

【下部消化管疾患】

大森信弥大腸疾患センター長を中心に下部消化管疾患の診療を行っております。年間2000件程の内視鏡検査・治療を行っており、近隣の病院やクリニックからの大腸ポリープの切除依頼も多く、年間350件ほどのEMR(内視鏡的粘膜切除術)を行っております。さらに大きめの腫瘍に対してはESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)も導入しており、年間15例ほどと症例数も増加しています。内視鏡治療4日目までは術後出血も時々ありますので、当科では約1週間の入院をお願いし、急な出血にも対応しております。また、潰瘍性大腸炎やクローン病といったIBD(炎症性腸疾患)に対し、生物学的製剤(抗TNFα抗体製剤)による治療や、当院腎センターと連携した血球成分除去療法なども積極的に行い、患者さんのQOL向上に寄与しています。

【消化管の腫瘍性病変に対する内視鏡治療】

胃や大腸における腫瘍(ポリープ、早期がんなど)に対し、従来のポリープ切除術、EMR(内視鏡的粘膜切除術)に加え、より大きな病変に対しても確実に病変が一括切除できるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)(図1)も行っています。術前に各種画像診断で十分に病変を評価したうえで内視鏡治療の適応を検討し、患者さんの年齢や合併症など総合的に判断したうえで最適の治療方法を相談させていただいております。

図4

図1

【胆道領域】

総胆管結石等の場合は(図2)のように結石を確認後、内視鏡的に除去します。
胆管癌・膵癌等による閉塞性黄疸等の場合は内視鏡的に通過障害の部位にプラスチックや金属のステントを挿入し黄疸を軽減します。(図3) いずれの場合も十二指腸乳頭を内視鏡的に数mm程切開するだけなので、腹壁などに傷は残りません。

 

図4 内視鏡で十二指腸乳頭から総胆管にカニュレーションし、結石を砕き取り除きます。

図2

 

図4 総胆管にカニュレーション後、狭窄部にプラスチックチューブステントや、メタリックステントを挿入し、黄疸を軽減します。

図3

 

その他、悪性腫瘍による狭窄に対する消化管ステント留置術などなど多岐にわたる診療に取り組んでおります。

 

RedCrossせんだい 80号(平成23年10月1日号より)

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