産婦人科ニュース

妊娠中に行う検査~妊娠がわかったら行う検査

妊娠中に外来で行う検査について、何回かにわけてご説明します。

まず、妊娠がわかったら行う検査についてです。

1)    風疹、麻疹、水痘、おたふくかぜ抗体

風疹:
妊娠20週前までの感染で、赤ちゃんに難聴・白内障・心疾患などが起こる可能性があります(先天性風疹症候群)。抗体価が低い妊婦さんのご家族は、妊婦さんへの感染予防のためワクチン接種が勧められます。風疹抗体検査の助成を行っている自治体もあります。
麻疹・水痘・おたふくかぜ:
妊婦さんが感染すると胎児・新生児に重篤な影響が出ることがあります。当院ではこれらの抗体価も確認しています。

抗体がない・低い妊婦さんは、出産後予防接種をお勧めします。当院でも対応しております。妊娠中はご家族も感染に注意しましょう。

2)    血糖

妊娠初期の高血糖は胎児への影響が懸念されます。妊娠糖尿病、もしくは糖尿病合併妊娠は特別な管理が必要です。

初期検査編に続きます。