当科は総合周産期母子医療センターとして宮城県の指定を受けています。リスクの高い妊産婦さんやお腹の中の赤ちゃんに対応するための設備と専門医療スタッフからなる集中治療室を備えています。24時間365日、早産の可能性がある方、血圧が高い方等の救急搬送の受け入れの他、通常の自然分娩にも対応しています。
妊娠・出産は女性にとって人生の一大イベントです。当院では里帰り分娩、正常分娩も多数扱っていますが、近年は高齢妊娠の増加等によりリスクの高い妊娠・出産が増えています。当院の強みは、24時間当直体制で産科医と新生児科医が院内に常勤し、分娩の急変時に素早く対応できる点です。また手術には、必ず麻酔科医と新生児科医が立ち会い、専門性が高い医療を提供できます。助産師、臨床心理師やソーシャルワーカーを含むすべてのスタッフの協同により、お母さんや赤ちゃん、ご家族の方が抱えているストレスを軽減するための多面的な支援も行っています。退院後も助産師による乳房ケア、産後ケア、専門医による妊産婦メンタルヘルスケアを行うとともに、必要時関連機関とも連携してお母さんと赤ちゃんの切れ目ない支援体制が取れるように努めています。
| 分娩件数 | 帝王切開 | 多胎管理(組) | 母体搬送受入件数 | |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | 820 | 326 | 67 | 105 |
| 2019年 | 778 | 300 | 52 | 115 |
| 2020年 | 764 | 314 | 67 | 108 |
| 2021年 | 714 | 310 | 59 | 80 |
| 2022年 | 639 | 302 | 51 | 73 |
当院では、赤ちゃんのお誕生と、出産を頑張ったお母さんたちへ お祝いの気持ちを込めて、お祝い膳をご用意しております。 食器や盛り付けにもこだわり、栄養士・調理師が心を込めて お作りしています。
少しでも心安らぐひと時となりますように・・・
婦人科では、小児・思春期から中高年まで、女性の一生を広く視野に入れた幅の広い診療を行っています。現在は、毎週火曜日午後に女性専門外来も行っており、十分な診療時間をとるために完全予約制としております。具体的には、以下の相談・疾患に対して、女性のトータルヘルスケアを目指して診療しております。
毎週月曜日から金曜日 紹介予約制
令和2年5月より婦人科疾患については紹介予約制となりました。
診療所・クリニックからの診療情報提供書(紹介状)と地域医療連携室経由でのご予約が必要となりますので、まずは、かかりつけ医にご相談ください。
毎週火曜日 午後 予約制
平成29年4月より「女性外来」として専門外来を行っております。
他院からの紹介の場合は、地域連携室経由でのご紹介となります。なお、小児・思春期の緊急症例は別途対応しますので、ご一報ください。
毎週火曜日午後13:30~予約制
令和7年(2025年)9月より「女性尿もれ外来」として専門外来を行っております。
他院からの紹介の場合は、地域連携室経由でのご紹介となります。
対象は、年代問わず尿もれを認める女性の方となります。
「尿もれ」は、加齢や出産後に起こるやむ得ない変化と考えられがちですが、決して当然のことではありません。多くの⼥性が抱える症状であり、年齢を重ねるにつれて悪化することも少なくありません。日常生活に支障をきたし、生活の質(QOL)の低下につながるため、適切な医療的対応が重要です。
当院では、産婦人科医をはじめ、泌尿器科医、皮膚・排泄ケア認定看護師、理学療法士、管理栄養士による多職種での包括的なアプローチを行います。
<標準スケジュール>
【初回(保険診療)】女性尿もれ外来にて、医師(産婦人科、または泌尿器科)の診察、骨盤底筋外来介入の適応を判断、質問紙・排尿日誌配布、必要時に管理栄養士による指導
【2回目(自由診療)】皮膚・排泄ケア認定看護師による質問紙、日誌についてカウンセリング(60分程度5,000円)(写真1)、骨盤底筋外来予約取得
【3~5回目(自由診療)】骨盤底筋外来(外来個室、写真2):女性理学療法士による対応。初回60分程度5,000円、2回目以降30分程度2,500円。合計3回程度介入 内容:骨盤底筋機能評価に加えて、呼吸・姿勢の評価、超音波画像装置(エコー)を用いた骨盤底筋トレーニング、運動指導・生活指導を行います。
【6回目(保険診療)】産婦人科外来・皮膚・排泄ケア認定看護師再診:診察、質問紙、排尿日誌の確認。服薬調整。今後の方向性の検討。必要時は、骨盤底筋外来の継続
個人差はありますが、継続的な取組により3~4カ月程度で、症状の改善が期待できるとされています。