看護部

看護部の理念

人々の生命及び人権を尊重し、確実で丁寧な看護を実践する

基本方針

赤十字の理念に基づき、看護の専門職業人として、時代に即応した質の高い看護サービスを提供する

目標
  1. 看護部門の組織・機構の円滑な運用をはかり、病院における看護部の役割と機能を十分発揮し、積極的に病院経営に参画する
  2. 患者の多様なニーズを的確に捉え、意思決定を支援する
  3. 医療チームの一員として、他部門と協力、協調し、診療や看護業務が円滑に行われるように努める
  4. 医療・看護の動向に目を向け、専門職業人としての能力開発に努め、がん看護の実践能力および看護の質の向上を図る
  5. 赤十字に関する認識を深め、積極的に赤十字活動に参画する

ごあいさつ

仙台赤十字病院は大正13年に日本赤十字社宮城県支部診療所として開院し、今年102年目を迎えます。病院理念は「人道博愛に基づいて医療を行ない、全ての人の尊厳をまもる」ことであり、地域医療を担う中核病院として約割を果たせるよう、良い医療の提供に努めています。総合周産期母子医療センターを中心とした周術期医療をはじめとして、小児からご高齢の方々への幅広い治療や看護を行い、退院後も安心した生活が送れるように地域と連携しながら継続的な療養を目指しています。

看護部長 鈴木 由美

看護部の理念は「患者さんを尊重し、確実で丁寧な看護を実践します」。この理念の具現化に向けて、患者さんがどのような健康状態であっても、誇りある人生を生きるお一人ひとりを大切にした個別性のある看護の実践に励んでいます。また、専門職としての看護実践能力を高められる教育環境の整備、働き甲斐があり安心して働き続けられる職場づくりにも取組んでいます。

私たちと共に、看護師としての第一歩を歩み始めてみませんか。心よりお待ちしております。

部署紹介

NICU GCU 観て、聴いて、触れて「小さな命と家族の傍らで」

当院は、総合周産期母子医療センターを有しており、NICUは12床、GCUは24床の病棟です。双胎や品胎、重症新生児仮死等、年間約250名の新生児が入院します。

私たちは、小さな命の未来とご家族の笑顔を守るため「入院中の安全確保とご家族との絆の強化に努め、早期退院を支援する」を病棟の基本方針として、多職種と連携してチーム医療に取り組んでいます。赤ちゃんが1日でも早くご両親のもとで過ごすことができるよう丁寧な看護の提供に努めています。

4B病棟 MFICU 女性の一生涯の健康を支える

4B病棟は、MFICU6床を含む病床数45床の産婦人科混合病棟です。総合周産期母子医療センターの産科として、正常な経過のお産からハイリスクのお産まで幅広く受入れ、対象の思いに寄り添ったケアを提供しています。また、女性病棟として様々な診療科の患者を対象に、助産師の視点を生かし、女性の一生涯の健康をサポートする看護の提供に努めています。

5階病棟 “歩ける喜び”をもう一度

5階病棟は整形外科の病棟です。人工関節や靱帯の手術を受けられた患者さんが、再び自分の足で歩けるよう日々リハビリに励んでいます。「もう一度歩きたい」「自分らしく生活したい」という思いを大切に、医師・看護師・理学療法士など多職種が連携して支援しています。
入院中だけでなく、退院後の生活を見据えたサポートを行い、安心して社会復帰できるよう寄り添います。一歩ずつ進む患者さんの姿が、私たちの励みです。これからも、あたたかく信頼されるチーム医療を届けていきます。

6階病棟 ユマニチュードを取り入れた優しく丁寧な看護の実践

6階病棟は、外科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・皮膚科・小児科の患者さんが多く入院される混合病棟です。主に手術を受けられる方が多いため周術期の看護はもちらん、化学療法、終末期、小児看護など幅広い知識と技術が求められる病棟です。看護師は、日々学習しながら患者さんの痛みや不安が少しでも軽減できるように努めています。また、ユマニチュードのスキルとマインドを活かし、患者さんの尊厳を大切にした優しく、丁寧な看護の実践を心がけています。

7階A病棟 患者の意思を尊重し支える看護

循環器内科・呼吸器内科・腎臓内科の患者さんが主に入院している病棟です。重症度が高く、日常生活援助を必要としている患者さんが多いことが特徴です。また、心臓カテーテル検査などの侵襲のある検査入院にも対応しています。高齢者も多いため、日々多職種とカンファレンスを実施し、患者さんの意思決定支援をしています。専門的な知識と技術を求められますが、チームワーク良く日々奮闘しながらケアを実践しています。

HCU病棟 重症管理の専門性と患者の回復を支える看護の実践

HCU(High Care Unit)は病床数6床で月平均延べ150人前後の患者の治療・看護にあたっています。循環器内科や呼吸器内科の急性期の呼吸・循環管理を必要とする重症患者の治療や、外科系の侵襲が大きい手術を受ける患者に対して術後管理を集中的に行っています。平均在棟日数は5日程度と短いですが、各診療科の医師・看護師・理学療法士・栄養士・医療社会福祉士等で治療方針の共有を行い、患者さんが早期に回復できるよう急性期のチーム医療を実践しています。

7階B病棟 生活をつなぐ支援をしています

7B病棟は地域包括ケア病棟です。急性期治療を終えた患者さんや、在宅・施設からの一時的な入院を必要とする患者さんを主に受け入れています。患者さんが安心して生活の場へ戻ることが出来るよう、入院中はリハビリを積極的に行ない、ADLの回復・維持に努めています。理学療法士によるリハビリの他、日常生活の中にリハビリを取り入れ、ベッドから離れる時間を意識した看護ケアを提供しています。またリハビリテーション技術課との協働したデイケアを実施し、様々な活動を一緒に行なう事で、生活の質を高めるように努めています。患者さんの希望により添い退院後の生活を見据えた退院調整ができるよう、多職種が協働して支援しています。

8階 その人らしさを支援する看護

8階病棟は、内科系、外科系の患者さんと、感染症の患者さんが入院する急性期混合病棟です。高齢の患者さんも多く、尊厳を護るケアが提供できるよう努めています。さらに、退院支援とともに、患者さんの意思を尊重したエンド・オブ・ライフケアの実践にも多職種で取り組んでいます。また、入院を機にADLが低下しないよう離床を促しながらも、安全な療養環境を提供するため転倒予防に力を入れています。

外来 健康で自分らしい生活への架け橋

患者さんが安心して治療を受け、その人らしく生活ができるように支援しています。看護外来では認定看護師・療養指導士を中心にスキンケア、化学療法、禁煙、糖尿病、慢性腎不全、慢性心不全などに対する在宅療養支援を行っています。個別性のある療養支援を通して看護の専門性を発揮しています。また、二次救急医療機関として入院治療や手術が必要な救急患者さんを受け入れています。特定看護師が診療の補助や初期対応を担い、医師や多職種と協働しながら迅速で的確な処置を行っています。外来看護師は、急性期から在宅まで患者さんの命と生活を守り、地域医療に貢献しています。

腎センター 命と心をつなぎ、安らぎのある生活を支援する

腎センターは慢性腎臓病患者の血液透析を行っている部署です。中でも当院は、地域において透析が必要となった患者さんに、安全安心な透析のスタートを支援する役割を果たしています。また、手術や検査のため他施設から紹介された透析患者さんも多く受け入れています。透析治療を受けることで、患者さんの生活スタイルは一変してしまうことがほとんどです。戸惑いや不安が多い日々を過ごす患者さんに、透析を受けながらもその人らしく生活していけるよう支援しています。

手術室 確かな安全と安心を基盤に、質の高い医療とやさしい手術看護で患者さんを支えます

私たち手術室看護師は、患者さんが安心して手術を受けられるように、多職種と協働し、安全で質の高い医療の提供に努めています。当院では、手術支援ロボットを用いた人工関節手術やレーザー手術などの先進的な術式をはじめ、高度な手術を含めて年間約2,600件の手術を行っています。また、当院は周産期母子医療センターを有しており、帝王切開手術では医師や助産師と連携し、児の誕生という大切な瞬間に立ち会っています。
スタッフは新人からベテランまで幅広く在籍し、互いに学び合いながら成長できる環境があります。術前から術後まで丁寧な看護を心がけ、患者さんやご家族が安心して手術に臨めるよう日々取り組んでいます。

患者支援課 入院支援センター その人らしい生き方・療養のために

入院支援センターでは、入院支援看護師が、入院前から安全に安心して治療に臨めるように、また退院後の生活をイメージして準備できるように支援しています。
退院支援看護師は、病棟看護師が実践してきた看護が切れ目なく安心・安全な療養につながるよう社会福祉士と協働し、院内の各専門職スタッフと定期的にカンファレンスを行い、地域スタッフと連携しながら、看護の視点で退院支援を行っています。

体制

看護部は、看護部長、看護副部長(2名)、各看護単位の看護師長・看護係長、助産師、看護師、介護員、看護補助者の総勢345名(令和7年9月現在)で病院職員の過半数を占めています。

看護単位

  • 10単位
    • 病棟
    • 外来(人間ドック、健診センター含む)
    • 中央手術室 1単位

勤務形態

変則2交代制

(ロング日勤は複数の時間設定があります)

  • 日勤 8:30 ~ 17:00

看護方式

看護の継続性と責任のあるケアの提供を行うことを基本とする固定チームナーシング、安全で質の高い看護を目的としたデイパートナーシップ、セル看護提供方式®、一部機能別看護を取り入れています。

入院基本料 施設基準

  • 一般病棟 入院基本料 7対1

リソースナース(専門看護師, 認定看護師, 特定行為研修修了看護師)

現在当院では、がん化学療法看護2名、老人看護専門看護師1名、感染管理1名、皮膚・排泄ケア2名、がん性疼痛看護2名、新生児集中ケア1名、慢性呼吸器疾患看護認定看護師1名、摂食嚥下障害看護認定看護師1名の認定看護師が活躍中です。

また、特定行為研修修了者も活躍しています。

当院には、認定看護師養成の奨学金制度があります。また、研修中は、有給での受講となり、病院全体として支援する体制が整っています。

医療安全推進室専従

医療安全推進室は病院内の安全に関わること全般について、調査や討議をし、決定する病院長直属の組織です。医療安全に関する研修を修了した看護師が、専従で配置され、インシデント事例の収集、分析、事故発生時の対応、事故防止対策の検討、職員への周知、啓蒙、職員研修の企画等々医療安全に関わる問題に積極的に取り組んでいます。

災害救護活動

赤十字病院は地域医療を担うとともに、災害時救護活動を行なう使命をもっています。当院は宮城県における災害拠点病院に指定されており、災害発生時には関係機関と協働し、積極的に医療救護活動にあたります。災害発生時に迅速・適切に対応できるように、日頃から看護専門職としてまた赤十字救護員としての質の向上に努めています。
その他、赤十字事業の推進者として赤十字の各講習会を開催し、普及にも力を注いでいます。