仙台赤十字病院泌尿器科では、腎臓・尿管・膀胱・前立腺・精巣などの泌尿器疾患全般を診療しています。
エビデンス(科学的根拠)に基づいた標準治療を基本としながら、患者さんのお気持ちに寄り添い、丁寧な説明と対話を大切にした医療を心がけています。
当科は日本泌尿器科学会認定施設です。現在4名の医師が在籍しており、泌尿器科専門医・指導医、腹腔鏡技術認定医が診療にあたっています。毎日症例検討会を行い、安全で質の高い医療の提供に努めています。
腎細胞癌、腎盂尿管癌、副腎腫瘍、膀胱癌に対しては腹腔鏡下手術および経尿道的手術を中心に実施しています。進行例に対しては開腹手術にも対応し、周術期薬物療法も含めた集学的治療を行っています。
前立腺癌については開腹前立腺全摘術を実施しており、監視療法や薬物療法も含め症例ごとに治療戦略を決定しています。ロボット支援前立腺全摘術および放射線治療については、近隣高次施設と密に連携しています。
精巣悪性腫瘍では高位精巣摘除術を基本とし、必要に応じて化学療法を導入しています。
腹腔鏡下腎摘除術を受けられる方へ (PDF:633 KB)
腹腔鏡下腎尿管全摘術を受けられる方へ (PDF:212 KB)
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)を受けられる方へ (PDF:194 KB)
膀胱全摘術・回腸導管造設術を受けられる方へ (PDF:910 KB)
薬で十分な効果が得られない方や、尿閉でカテーテル留置が必要になった方にも対応しています。
前立腺肥大症に対しては、経尿道的前立腺レーザー核出術(HoLEP)を中心に積極的に手術治療を行っています。
HoLEP手術件数
• 2022年: 55件
• 2023年:101件
• 2024年: 94件
• 2025年:140件
東北地方でも有数の症例数を有しており、尿閉症例や抗凝固療法継続症例などハイリスク症例にも対応しています。
また、水蒸気治療(WAVE)も導入し、症例に応じた低侵襲治療の選択肢を提供しています。
HoLEPを受けられる方へ (PDF:999 KB)
WAVEをうけられる方へ (PDF:615 KB)
結石の大きさや位置に応じて、以下の治療を行っています。
• 経尿道的腎尿管砕石術(TUL)
• 経皮的腎砕石術(PNL)
• 経皮的経尿道的同時砕石術(ECIRS)
尿路結石は強い痛みを伴うことがあり、放置すると腎盂腎炎や敗血症など重篤な状態になることもあります。早期の診断・治療が大切です。
最新レーザー機器(Lumenis Pulse 120H with Moses Technology)を用い、TUL・PNL・ECIRSを症例に応じて選択しています。
• 2022年:37件
• 2023年:112件
• 2024年:98件
• 2025年:157件
結石性腎盂腎炎や敗血症を伴う症例にも迅速に対応可能です。
TULを受けられる方へ (PDF:531 KB)
PNLを受けられる方へ (PDF:172 KB)
ECIRSを受けられる方へ (PDF:228 KB)
当科では、HoLEPや結石治療に最新の医療用レーザーシステム(Lumenis Pulse 120H with Moses technology)を導入しています。東北地方でも手術件数の多い施設の一つとして、多くの症例を経験しています。
その他にも尿路感染症に伴う敗血症や精巣捻転などの緊急性のある疾患にも対応しております。
• 2022年:236件
• 2023年:361件
• 2024年:362件
• 2025年:476件
年々症例数は増加しており、悪性腫瘍手術、HoLEP、結石治療を中心に幅広い症例を経験しています。
当科の外来は原則として予約制です。
緊急の場合はこの限りではありませんが、診療時間を十分に確保するため、可能な限り紹介状をご持参いただき、事前予約のうえでの受診をお願いしています。
当科は原則予約制外来とし、紹介患者さんを中心に診療を行っています。症状が安定した患者さんは地域医療機関へ積極的に逆紹介し、機能分担を図っています。
地域医療連携に関することはこちらよりご覧ください。