産婦人科ニュース

アセトアミノフェンは使っていけない薬?

2025年9月に、アメリカのトランプ大統領が、妊婦さんのアセトアミノフェン使用が子どもの発達障害のリスク増加につながると発言し、大きなニュースになりました。今までの報告では、アセトアミノフェン使用が発達障害の直接の原因であることを示したものはありません。

もちろん、妊娠中の薬剤の使用はできれば避けたいところですが、必要な場合は使用せざるを得ないこともあります。妊婦さんが使用できる痛み止め・解熱剤はやはりアセトアミノフェンが第一選択で、当科では必要最低限の量を短期間使用することにしています。