当課には、国家資格を有する診療放射線技師15名(男性技師9名、女性技師6名)が在籍しております。
業務は一般撮影をはじめ、CT撮影、MRI撮影、乳房撮影、骨密度検査、透視撮影、血管撮影、核医学検査など多岐にわたり、各分野において専門性の高い医療を提供しております。
当課では、適切に管理された医療機器を使用し、安全で安心な検査・治療が行えるよう日々努めております。また、放射線を用いる検査においては、診断に必要な画質を確保しながら被ばく線量の低減に取り組み、患者さんに安心して検査を受けていただける環境づくりを行っています。
疾病の早期発見・早期治療に貢献できるよう、患者さんにやさしく、負担の少ない検査を心がけております。
乳房撮影は女性技師が担当し、他の検査においても同性の技師が対応することが可能ですので、ご希望がございましたら遠慮なくご相談ください。
また、検査について不安なことやご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
当院には一般撮影室が2部屋あり、FPD(フラットパネルディテクタ)によるデジタル撮影を行っています。FPDはエックス線変換効率が高いため、被ばくの少ない撮影が可能です。また、デジタル撮影のため濃度調整や辺縁強調、ダイナミックレンジ補正などの画像処理が可能で、診断に適した見やすい画像を提供しています。
胸部・腹部・四肢などの日常診療で行われる撮影に加え、整形外科領域では下肢全長撮影を実施しています。人工関節置換術や骨切り術などの術前計画、術後評価にも活用されており、治療方針の決定や経過観察に重要な役割を果たしています。
ベッド上安静が必要な患者さんや、移動が困難で撮影室へ来ることができない患者さんに対しては、病室や各診療エリアでポータブル撮影を行っています。
一般病棟用・手術室用・NICU(新生児集中治療室)専用・感染病棟専用の計4台のポータブル撮影装置を配備しており、感染対策を考慮し撮影を行っています。
患者さんの状態に配慮しながら、安全で迅速な撮影を心がけています。
当院には外科用イメージ装置(Cアーム)が3台設置されています。手術中にリアルタイムでX線透視画像を確認できる装置です。FPD搭載装置のため被ばくが少なく、歪みが少なく視野の広い高品質な透視画像を提供することができます。
整形外科領域では骨折手術や人工関節置換術、泌尿器科領域では尿路結石に対する治療、その他ドレーンやカテーテル挿入など様々な手術・処置に使用されています。
診療放射線技師は装置操作を担当し、術者へリアルタイムに透視画像を提供することで、安全で正確な手術支援を行っています。
当院には3台の透視撮影装置が設置されています。FPD方式のため歪みが少なく、広い視野で高画質な透視画像を得ることができます。
人間ドックの胃バリウム検査をはじめ、気管支鏡検査(Bronchoscopy)、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、大腸内視鏡検査、泌尿器科領域の各種検査、チューブやドレーン挿入など幅広い検査・処置を行っています。
診療放射線技師は検査目的に応じて適切な画像を提供し、安全で円滑な検査の実施をサポートしています。
骨密度測定は二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA法:Dual-energy X-ray Absorptiometry)を用いて腰椎と大腿骨頸部を測定しております。
2種類の異なるX線を用いて骨と軟部組織の吸収率の差から骨密度を測定する方法で、日本骨粗鬆症学会ガイドラインにおいても推奨されている信頼性の高い検査です。
骨粗鬆症の早期発見や骨折リスクの評価に有用であり、治療効果の判定や経過観察にも活用されています。検査時間は短く、被ばくも非常に少ないため安心して受けていただけます。
当院には、上下の歯列や顎骨全体を一枚の画像として撮影できるパノラマ撮影装置と、一本の歯を詳細に観察するためのデンタル撮影装置を設置しています。
いずれもデジタル撮影方式を採用しており、低被ばくで高画質な画像を提供しています。撮影した画像は高精細モニタで確認することができ、診断精度の向上に役立っています。
一般歯科診療だけでなく、全身麻酔下手術前の口腔内評価や口腔ケアを目的とした検査にも活用されており、周術期医療の一環として安全な手術の実施に貢献しています。
当院ではデジタルマンモグラフィ装置を使用しており、W(タングステン)ターゲットとRh(ロジウム)・Ag(銀)フィルタを組み合わせることで、低被ばくかつ高画質なマンモグラムを提供しています。
撮影はすべて「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」の資格を有する女性技師が担当しています。資格取得者が複数名在籍しており、専門的な知識と技術に基づいた質の高い検査を提供していますので、安心して検査を受けていただけます。
また、適切なポジショニングを行い乳腺全体を描出できるよう努めています。撮影中に痛みが強い場合は遠慮なくお声がけください。
当院は仙台市乳がん検診マンモグラフィ撮影施設および精密検査医療機関として認定されており、乳房撮影に関するご質問にも対応しております。
当院のCT撮影は、小児から成人まで様々な年齢の方に対応しており、胸部・腹部撮影のほか、整形外科領域(股関節、膝、足など)の撮影も数多く行っております。
2021年度に実施した装置のアップグレードでは、ハードウェア面とソフトウェア面の両方に新技術が導入され、ノイズ低減や高度な画像処理技術により、より低被ばくで高画質な撮影が可能となりました。また、Dual Energy検査にも対応しております。
さらに、CT画像を用いた3D画像(VR画像)の作成にも力を入れており、循環器内科の冠動脈評価や、アブレーション治療支援画像、人工関節置換術後の股関節・膝関節の評価など、多くの実績があります。
3D画像は、手術計画や術前シミュレーションを支援するだけでなく、患者さんにも病状や治療内容を視覚的に分かりやすく説明できるため、安心して治療を受けていただくことに繋がっています。
当院には1.5T MRI装置を設置しており、頭部・腹部・骨盤部・整形外科領域など全身のMRI検査を行っています。各診療科と連携し、診断や治療方針の決定に役立つ高精度な画像を提供しています。
MRIは放射線を使用しない検査であり、身体への被ばくがありません。検査時間が長いため、少しでもリラックスしていただけるようヘッドホンによる音楽サービスを行っています。
閉所恐怖症の方には途中休憩を挟みながら撮影を行うなど、可能な範囲で対応しておりますので事前にご相談ください。
なお、体内に金属や医療機器が入っている方、金属製の歯科矯正器具を装着している方、入れ墨がある方は検査できない場合がありますので、必ず事前に主治医または担当技師へご相談ください。
装置は定量性と融合画像による集積部位の同定に優れているSPECT/CT(SPECTとCTの複合機)を使用しています。検査は主に骨シンチグラフィ、脳血流シンチグラフィ、心筋血流シンチグラフィ、乳房センチネルリンパ節シンチグラフィ、腎シンチグラフィ(静態・動態)を行っています。
診療放射線技師は、撮像だけでなく画像解析や画像処理を丁寧に行い、診断に有用な高精度の画像情報を提供できるよう努めています。検査ごとに適切な撮像・解析を行い、質の高い検査結果の提供を目指しています。
血管撮影とは、血管内に造影剤を流すための細い管(カテーテル)を挿入し、血管の状態を撮影する検査です。また、撮影を行いながらカテーテルを用いた血管内治療も実施することができます。
当院の装置は、XperSwing機能による多軌道高速回転撮影が可能で、1回の撮影で多方向からの画像情報を取得できるため、放射線被ばくや造影剤使用量の低減に繋がっています。
診療放射線技師は、検査や治療が安全かつ円滑に行われるよう、装置の操作や画像提供を行うとともに、放射線被ばくを適切に管理しながら医師・看護師と連携してチーム医療を支えています。
医療技術部 放射線課(撮影部門)
1. 通常勤務
・8時30分~17時00分
2. 宿日直勤務
・平日
8時30分~翌日12時00分(フレックス勤務)
※22時00分~翌8時30分まで仮眠あり
・土曜・日曜・祝日
日直:8時30分〜17時00分
宿直:17時00分〜翌日8時30分
※翌日が平日の場合、宿直は17時00分〜翌日12時15分となります
※22時00分~翌8時30分まで仮眠あり
月に3、4回の宿日直勤務
当課では、日本診療放射線技師会の生涯教育システムをベースに独自のキャリアラダーシステムを構築し、段階的に成長できる教育体制を整えています。
入職後は一般撮影、ポータブル撮影、CT、MRI、血管撮影、透視検査、骨密度検査など幅広い業務を経験し、その後は本人の希望や適性に応じて核医学、マンモグラフィなど専門分野の知識・技術を習得することができます。
教育担当者や各種認定技師によるマンツーマン指導を行い、日常業務の中で疑問点を相談しやすい環境づくりに努めています。上司・先輩が丁寧にフォローアップする体制を整えており、安心して成長できる職場です。
院内では感染対策や医療安全などの各種研修会が開催されており、継続的に学ぶ機会が提供されています。また、院外においても技師会・学会・研究会への参加を積極的に支援しています。
学会発表だけでなく、座長や研究会世話人として活躍するスタッフも多く、高い専門性に触れながら成長できる環境があります。認定資格取得や講習会受講も積極的に推奨しており、多くのスタッフが専門資格を取得し各分野で活躍しています。
| 資格・認定 | 団体名 |
|---|---|
| 検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 | 日本乳がん検診精度管理中央機構 |
| 救急撮影認定技師 | 救急撮影技師認定機構 |
| X線CT認定技師 | 日本X線CT専門技師認定機構 |
| 大腸CT専門技師 | 日本大腸CT専門技師認定機構 |
| 画像等手術支援認定診療放射線科技師 | 日本診療放射線技師会 |
| 第一種放射線取扱主任者 | 環境省原子力規制委員会 |
| 放射線管理士 | 日本診療放射線技師会 |
| 放射線機器管理士 | 日本診療放射線技師会 |
| シニア放射線技師 | 日本診療放射線技師会 |
| 日本DMAT隊員 | 厚生労働省 |
| 骨粗鬆症マネージャー | 日本骨粗鬆症学会 |
| ピンクリボンアドバイー中級 | 認定NPO法人乳房健康研究会 |
| 原子力災害医療中核人材研修修了 | 量子科学技術研究開発機構 |
| 甲状腺簡易測定研修会終了 | 量子科学技術研究開発機構 |
| 放射線医薬品取扱いガイドライン講習会修了 | 日本核医学会・日本核医学技術学会・日本診療放射線技師会・日本病院薬剤師会 |
| 塩化ストロンチウム89治療安全取扱講習会修了 | 日本アイソトープ協会 |
| 死亡時画像診断(Ai)研修会修了 | 日本医師会・日本診療放射線技師会・Ai学会 |
| 精度よくDXA測定を行うための講習会修了 | (財)骨粗鬆財団 |