病理診断科は病理医2名および臨床検査技師6名の体制で仕事をしています。組織診断と細胞診断が主体ですが、剖検室の整備を行い、自院で病理解剖を行える体制を取りました。病理診断はダブルチェック体制で詳細な報告が出来るようにしています。当院の特徴としてはNICUが整備されているため、出産後の胎盤検索が多く、胎盤病理にも力を入れています。2021年度より病理診断システムが新しくなり、病理診断報告書がより詳細になりました。悪性疾患に関しては病変の肉眼像と組織像を添付し、より病理診断がわかりやすくなるように配慮しています。地域の医療を支えておられる先生方から紹介された患者さんの最終病理報告書も見やすくなっていると思います。病理診断を元にした紹介患者さんにはプレパラートを持参していただけるとより正確な診断で治療が出来ますので、ご配慮をよろしくお願いします。