産婦人科ニュース

ケイツーシロップについて

ケイツーシロップはビタミンKのシロップで、出生後に赤ちゃんに飲んでもらうお薬です。

ビタミンKは血液が固まるために必要なビタミンで、ビタミンKが不足すると出血しやすくなります。新生児はビタミンKの備蓄が少なく、産生する力も未発達なことから、新生児期と乳児期早期は、ビタミンK欠乏性出血症をおこしやすいことがわかっています。

また、肝胆道系の疾患があると、ビタミンK吸収障害が起こりやすいとされています。

ビタミンK欠乏性出血症を防ぐために、生まれた赤ちゃんには、ケイツーシロップを飲んでもらいます。以前は出生後3回の内服だったのですが、現在は3か月にわたり13回内服する方法に変更されました。

詳しくは、産後に病棟薬剤師からご説明します。