今回は精密検査(組織診)の結果についてご説明します。
組織診の結果は、大まかに「異常なし」「軽度異形成(CIN1)」「中等度異形成(CIN2)」「高度異形成(CIN3)」「上皮内がん(CIN3)」「浸潤がん」に分けられます(他の結果のこともあります)。
子宮頸部異形成とは、子宮頸部に感染したHPVによる異型細胞が増殖した状態です。自然に消退することもあり、CIN1とCIN2ではすぐの治療対象になりません。しかし、CIN3以上は治療の対象となります。
CIN1とCIN2の場合は、HPVの型を調べることにより、進行しやすさを判断することができます(HPVジェノタイプ検査)。
CIN3の場合、年齢やお子さんの希望の有無により治療方法が異なります。当院外来では患者さんのご事情もお聞きしながら、治療方法を決めていきます。