治療には、まず骨盤底筋体操があります。自宅でできますが、効果が出るまでに時間がかかることや正しく行うことが難しいようです。漢方薬を選択することもあります。
次に、ペッサリー(リング)があります。柔らかい素材でできており、患者さんに適したサイズを選択し腟内に挿入します。下垂してくる臓器を押さえることができ、挿入したまま運動をすることもできます。
患者さんによっては脱落しやすいケースもあり、何度かサイズ交換が必要な場合もあります。また、帯下が増加したり、出血したりすることもあり、ペッサリーが合わない患者さんもいらっしゃいます。
他に、下垂を押さえる形状の下着も販売されています。
次回に続きます。