産婦人科ニュース

母子の命を守れ!超緊急帝王切開シュミレーション

超緊急帝王切開シュミレーションを行いました。何らかの理由で一刻も早く児の娩出をはかる帝王切開術が必要になることがあります。

今回は、妊娠36週常位胎盤早期剝離の妊婦さんが、夜間に入院時から手術室に入室するまでを想定し行いました。産婦人科医師と助産師がマニュアルに問題点や抜けがないか、また動画撮影し正確で迅速な対応ができているか、不要な動きがないか一つ一つ確認していきました。場面ごとのシュミレーションを行うことで、「痛がっている妊婦さんにその質問は必要か」「超緊急帝王切開用の物品に不足はないか」など、一秒でも速く安全に手術室に入室できるよう知恵を出し合いました。

※妊婦さん役は、佐藤先生です。
日頃のトレーニングは、一分一秒を争う状況のなかで、活きてきます。
「母子の命を守れ、一秒でも早く・安全な帝王切開を」という思いを胸に、総合周産期母子医療センターとしての役割を果たしていこうと思います。